パプア最後の熱帯氷河、2年以内に消滅へ
プンチャック・ジャヤに残る雪は、あと1~2年で完全に消える見通しだ。

プンチャック・ジャヤ周辺の氷河面積は、19世紀の約1,900ヘクタール(約4,700エーカー)から現在は約16ヘクタール(約40エーカー)まで縮小したとBBCが伝えた。チェコの氷河生態学者マリエ・シャバツカー氏は昨年3月、パプアの「永遠の雪」を研究する最後の科学者の一人となるため、この山頂を訪れた。
「これには深い不公平がある」とシャバツカー氏は話す。パプアの熱帯氷河は、アンデス山脈とヒマラヤ山脈の間に残る最後の熱帯の氷だ。プンチャック・ジャヤのアイスコアには気候史の記録がとどめられているが、科学者が十分に研究する前に、その記録は消えつつある。
氷が消えている理由
BBCによると、後退の原因は化石燃料の燃焼による大気の温暖化だ。気温が上がると、雪ではなく雨として降る降水が増え、エルニーニョ現象がその進行を加速させることがある。これらの山々は赤道の約450キロ(280マイル)南に位置し、永久氷は標高の高い場所でしか残らない。
米国の冬予報は温暖側に
パプアの氷が消える一方で、米国の気象予報士たちは、国内の大半で平年より暖かい冬になるとみている。WANE 15によると、「オールド・ファーマーズ・アルマナック」は米国のほとんどの地域で穏やかな冬を予想し、寒い冬になるのはオハイオ川流域とニューイングランド南部に限られるという。「ファーマーズ・アルマナック」は、北部平原と中西部で降雪が多く、南部では降水量が多いと予想している。
NOAA気候予測センターも、1月までは平年を上回る気温になりやすいとみている。非常に強いエルニーニョ現象は、2027年春まで続くのがほぼ確実だ。このパターンは、米国北部の州に高温・乾燥、南部に低温・多雨をもたらすと予想されている。
パプアでは、同じエルニーニョのパターンが氷河の後退を加速させることがある。ドローンで氷を地図化してきたデンマークの研究者クラウス・テューマン氏は、氷河面積は2000年代初めから2025年にかけて95%縮小したと話す。「氷はほとんど残っていない。それが事実だ」と同氏は述べた。
先住民族はこの山と深い精神的つながりを持っている。アムンメの人々はこの山をネマンカウィ、つまり「白い矢」と呼ぶ。活動家のアドルフィナ・クム氏は、山を失うことは木の根を引き抜くようなものだと話す。グラスベルグ鉱山を運営するフリーポート社には、BBCがコメントを求めている。残る雪は、あと1~2年で完全に消える見通しだ。
出典 (4)
- autoblog.comautoblog.com
- delawareonline.comdelawareonline.com
- wane.comwane.com
- bbc.combbc.com